前回の【ケツノポリス3の感想|“らしさ”に大衆性が加わったアルバム!】に引き続き、改めてアルバムを聴いていきましょう。


今回は『ケツノポリス4』の感想を書いていきます。

先にHMVオンラインにあった商品説明を引用しておきましょう。収録曲も合わせて掲載しておきます。


【商品説明】
超!強力盤!!初のオリコン・シングルチャート1位を獲得した「さくら」に続いて、ケツメイシ待望のニューアルバム『ケツノポリス4』が登場!チャート連続1位に輝いた傑作アルバム『ケツノポリス3』から1年半ぶりとなるアルバムで、今作ももちろんオリコンチャートで首位獲得!(3週連続!4週目は2位!)これで3作連続で首位を獲得し、セールスも150万枚!シングル「涙」、「君にBUMP」、「さくら」を含む今作は「音楽、ライフスタイル、加齢臭の融合」をキーワードにさらに進化!ケツメイシの変わらないスタイルに人間として音楽人としての成長度を透徹した一枚に仕上がっています!
シングル3曲を含む楽曲群は、どれも圧倒的なポピュラリティーと日常から生まれる不変的な意志を持っており、あらゆる世代・音楽ジャンル・価値観を超えて多くの人々の胸に永く鳴り続けるアルバムに仕上がっています。前作から更にぐっと”うたもの度”のあがったサウンドメイキングは、幅広く対応している。ジャケットは、「ケツノポリス」から変わらないスタイル(デザイン)を貫き、沖縄で撮影。2005年夏、大注目の作品!


【内容詳細】
超ロングセラー『ケツノポリス3』から約1年半、「涙」「君にBUMP」「さくら」というヒット・シングル3曲を含む4作目。ケツメイシの変わらないスタイルに、人間として音楽人としての成長度を透徹した1枚だ。(CDジャーナル データベースより)




【ケツノポリス4-収録曲一覧】
01. ドライブ
02. 歩いてく
03. さくら
04. そばにいて
05. 上がる
06. 朝日
07. No Lady No Life
08. 君にBUMP
09. ケツメンサンバ
10. 三十路ボンバイエ
11. 涙
12. 東京
13. 願い
14. アウトロ
---

『ケツノポリス3』の感想で“大衆性”を感じたと書きましたが、『ケツノポリス4』はさらに強まった印象。

“商業的”と言えばいいのか、よりポップスの要素が強くなって、アルバム全体でライトな雰囲気を感じます。

“商業的”というとネガティブに捉える人もいるけれど、より多くの人に曲が届くと考えたらポジティブだと思うし、このアルバムはターニングポイントにならざるを得ないでしょう。

「涙」「君にBUMP」とケツメイシの価値が確立されて来て、「さくら」で一気に国民的になった。

その3つのシングルが収録されていて、ケツメイシに明らかに興味を持った人がいる中でのアルバムとすると、新規ファンを意識してポップなアルバムになるのも納得かなと。

一方で、「ケツメンサンバ」や「三十路ボンバイエ」など“加齢臭(ケツメイシ臭)”のする“らしさ”は引き継いでいるし、古参ファンも忘れてない。

…当時は(今も?)30代で加齢臭って言葉がニオイ始めるのですね。。。笑


この年代がケツメイシの中で一番“盛り上がった”ポイントでしょう。

良く言えば『バランスが良い』だけど、悪く言えば『自分たちのやりたい事と求められる事にギャップが生まれる』みたいな。

『芸人』とか『出世した人』とか、売れたり・立場が上になることで生まれる“何か”が潜在していたのかなというのを、今となっては感じますね。


ケツメイシのオリジナルアルバムの中から1枚だけおすすめするならどれか?】という問いに対する答えとしては、正解だけど不正解な感じでしょうか。

コレ選んでおけば間違いないけれど、それだけだと面白みに欠けてしまう感じ。

白とか黒の無地のTシャツみたいなイメージ?

せっかくケツメイシのオリジナルアルバムに1枚触れてもらうなら、もうちょっと冒険してほしいエゴがあるかな。

でも、いいアルバムなのは間違いないから、1回は1曲目から最後まで通して聴いてほしいアルバムですね。

では、引き続き、振り返ってベストなアルバムを見つけていきます!


===
メインサイト【ゆーじの自由時間】もご覧あれ♪
===